2010年09月17日

「ロダンと朗読とピアノの午後〜初秋の夢のひととき〜」公演レポート

2010年9月13日(月)、静岡県舞台芸術センターの企画で、「ロダンと朗読とピアノの午後〜初秋の夢のひととき〜」に、仲道祐子が出演しました。
もともと、静岡県舞台芸術センター(通称SPAC)のロビーで行われていた俳優さんとピアニストが出演するコンサートで、今回は、静岡県立美術館の誇る「ロダン館」にて開催されました。
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ロダン館には、“地獄の門”や“考える人”を始めとする数多くのロダン作品が展示されており、国内外からたくさんの方が来場される場所です。天井が高く、開放感あふれるロダン館は、日常の喧騒を忘れさせてくれる素晴らしい空間です。ここにピアノを入れて、地獄の門の前をステージとしてコンサートが行われました。
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まず、このコンサートはSPACに所属する俳優さんが「題材」を提示します。今回は夏目漱石の「夢十夜」から第一、三、六、八、十夜を抜粋で。オープニングとエンディングには、萩原朔太郎の「旅上」と「再会」が選ばれました。その「題材」へ、ピアニストはそれぞれ合った曲を選んでいきます。今回のプログラムは、シベリウス:ロマンス、J.S.バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻より第1番プレリュード、ショパン:雨だれ、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「月光」から第1楽章、シューマン:トロイメライ、ラフマニノフ:鐘、シューマン:予言鳥、モーツァルト:トルコ行進曲、ショパン:バラード第3番でした。題材と題材の合間に、また、題材の中で、様々なシーンでピアノの音色が登場します。はっとさせられたり、胸がつかまれたり…。漱石とバッハ、朔太郎とシベリウス…どんな感じになるのかわくわくしていましたが、想像以上に心に響いて、うっかりと涙が出そうになりました。
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今回仲道と共演した俳優さんは、SPACの人気俳優・奥野晃士さんと石井萠水(もえみ)さん。石井さんが執筆しているブログ「萌目線」でも、この公演の様子が紹介されています。
http://spac.or.jp/blog/?p=3396
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石井さんのブログにも演出の大岡淳さんのおっしゃった「舞台美術がロダンなんてこんなに豪華なことはもうこの先一生無いだろう」という言葉が書かれていますが、あまりにも贅沢な空間でのコンサートは、新しい芸術の形を確立しました。

posted by JapanArts at 11:36| 公演レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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